triumphnutsの日記

金曜、定時より2時間早く仕事を切り上げ、リュックを背負い、千葉のド田舎へ旅に出た。彼とヨリを戻してそろそろ半年になるが、週1-2のデートではこちらに来てもらってばかりなので、向こうに行くのは2回目である。

私は東京の西側に住んでいるので、相変わらずかなりの距離だ。時間にして2時間〜2時間半程度。しかし、これはまだマシな方なのだ。結婚を約束してくれた私の大天使とこのまま無事に交際が続いたとして、これからウン十年、私は全国数ヶ所ある某企業のお膝元のうちの何処かに通うことになるわけだ。今のところ私が仕事をやめる予定はないから…（やめようかな）。

バスが遅れたせいで電車を一本逃し、駅周辺をウロウロしながら待つ。彼氏に嘆きのラインを送る。
やっとついた、ド田舎の寮。
彼氏が走って迎えに来てくれた。最近さらにマッチョ化した私の大天使。こないだお互いに選んだ香水の匂いがした。こっ恥ずかしいが、互いから違う匂いがすることは恋人との長期の関係維持に大切らしい。

今回のメインは土曜の地味バーベキュー第二弾だったが、金曜はトマト鍋で一杯やる予定だった。
2人でさっくり準備して、ちょっとイチャついて、鍋が煮えるまでのツマミを用意して一番搾りで乾杯した。
世界で一番好きな男を横に置いて、世界で一番好きなビールを呷る。週イチのこの瞬間が恐ろしいほど幸せだといつも思う。彼氏は私とヨリを戻してから、ビールはほぼ一番搾りしか飲んでいない。

トマト鍋をつまみながらサワーを作って飲んだりしていた。あと、最近出たフォーナインというチューハイ、あれは美味いな。度数の割に秒で空いてしまった。危険だ。
前回の宅飲みでは、気がついたらビールが3本とチューハイが4本とキンミヤ焼酎がまる一本とワインの小瓶が半分ほど消えていたので今回も少し怖かったのだけど、度数高めの酒をかなりの勢いで飲んだら二人ともサラッと潰れてしまった。量が多いよりはマシだろう。

翌日。二人で自転車に乗って買い出しへ出かけた。彼の後輩とすれ違う。気まずい。
二人で自転車に乗ったのは初めてで、嬉しかった。
帰ってきて下ごしらえをして、徒歩五分のところにある海へ。風もなく、そこそこいい天気。
肉を焼いて、野菜やきのこをやいて、魚を焼いて、ピーマンチーズ肉巻きも焼いた。
大人の休日って感じがした。店に行けば簡単に美味しいものを食べられるところ、わざわざ準備して遠回りしてお外で食べるところが良い。

寒くなってきて撤収。途中でにわか雨に追いまくられた。ふたりで笑った。

次の日、残った材料で朝から乾杯した。アヒージョをつくった。テレビをつけたままダラダライチャイチャしていた。また海へ行って、テントを立てたりしてみた。活用法は、あんまり思いつかなかった。

帰る時間が近づくのが嫌で仕方がなかった。
予定していた帰りのバスを1時間ずらして、彼氏にくっついていた。
我ながらこのテンションがいつ落ち着くのか怖い。
仲良しであればあるほど、愛してるとか愛されてるとか実感するたびに、いつまでこんな関係でいられるのかなと、不安になる。

関係が変化したらそれに合わせて交際の仕方を変えていけばいいというのはわかっているけど、いつも切ないよ。当の彼氏はあんまりそういうこと、考えないみたいだけど。余計なことは考えず、やるべきことを丁寧に、コツコツと、淡々と、できるだけ目的へ最短距離をとる。そういうひと。私との交際も、そういう感じ。大好きだな。